2019年度後期(10月〜1月):日本工学院専門学校。グラフィッザイン科2年生の選択授業。<イラストレーション:絵本>の実習授業。自分のメモと反省もかねて、内容などを簡単にアップしています。
今回の流れ_2019年12月19日
- 絵本資料:1
- 授業前半_ワークショップ「切り紙」
- 絵本資料:2
- 授業後半_各自の絵本製作
- まとめ_豆本、切り紙をならべてみる
- 反省
絵本資料:1
「一まいの かみのどうぶつたち」福音館書店
「東北の伝承切り紙」平凡社
年末。お正月も目の前。ワークショップは<切り紙>を
すると楽しいかなあと思い、<切り紙>つながりの本を二冊紹介した。

福音館書店 2016年かがくのとも2月号
「一まいの かみのどうぶつたち」は、四六判の大きな紙を半分。
その半分。そのまた半分と小さくきっていく。
それぞれの大きさの紙を生き物にする。
画用紙の動物園にしてみせる絵本。

紙芝居風にクイズ形式に読んだら、いい感じだった。
次に紹介したのは、「東北の伝承切り紙」(平凡社)。
神棚などに飾る、伝承の切り紙の写真がふんだんに掲載している本。

ワークショップ「切り紙」

早川の事前に切ってきた、切り紙を見せながら作り方を簡単に説明。
今回は蛇腹に紙を切って、繋がった形の切り紙をつくってもらう。
さすが。。。いろんなバリエーションが出てきました。


切り紙同士を友達と組み合わせたり。立ててみたり。
飛び出すカード仕立てにしたり、自分から形を展開していたのが印象的だった。
最後は、先週の豆本舞台と並べて撮影した。
後半の絵本資料

各自の絵本製作
後半は各自の絵本の製作をすすめてもらう。
切り紙の作業を続けている生徒さんが、半分くらい。
問題点
切り紙。楽しんで作業してもらったけれど、一つの形になりにくかった。
作りっぱなしになってしまい、残念だった。
例えばA4の画用紙にはり込む。または、飛び出すカードなど。
完結する形にまとめて提出してもらったらよかったか?
また最後豆本と、お気に入りの切り紙をならべて写真をとり、提出を確認した。
でも、本人に撮影してもらうほうがよかったかなとあとで思う。
本人が一番作品についてわかっているので、みせたいところ撮影して見せてくれるだろう。
もしこんな感じのワークショップを次にする時は、各自撮影してもらおう。
蒲田にある日本工学院専門学校。
グラフィックデザイン科の2年生の後期/選択授業の一つ。
イラストレーション(絵本)の授業を2017年から担当しています。
自分のメモもかねて、授業内容を簡単にアップしています。この授業は10月から1月までの全15回。
2コマ/約三時間の実習です。
毎回簡単なワークショップ。絵本の紹介など。
後半から各自で絵本、または連続したイラスト製作をする時間を増やす。
最後にまとめた形で作品を提出してもらいます。
「絵本作家になる!」のが目的の授業ではありません。
絵を描くのが好きな生徒が選択することが多いのかな?と、感じています。
そのため授業を通して、いろんな素材、表現方法を体験してもらう。
そして今後の作品作りや仕事の見方に少しでも役立ってくれる内容になるといいなあと考えています。
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