絵本制作メモ My picture book production process

こうじ菌て、目で見える!肉眼で見える!絵本イラストが仕上がりました。

年末から描いてた、絵本の挿絵が出来上がりました。

今週頭に原画をお渡し。順調にいけば、春頃に出るかなあ。
農文協からの、学習ものの絵本で、今回は、菌がテーマのシリーズです。
私の担当したのは、こうじ菌。
(以前挿絵を担当した、『あずきの絵本』や、『チーズの絵本』のような感じの絵本です。)

この絵本の挿絵のお話をいただいた時、ちょうどテンペの絵柄でステッカーを作っていました。
『菌同士で、呼び込んでくれたのね〜』と、あまりのタイミングにびっくりしました。
(注*テンペとは、インドネシアのご飯のお供。大豆の発酵食品です。)

母がよく甘酒を作っているので、こうじは、私にとっても今でも身近な食材の一つです。
時々遊びに来る、ちいさい甥っ子姪っ子も、甘い甘酒は好きみたい。
(家にはジュースを置いていないので、甘い飲み物がこれしかない。。のもあるかも。)

袋から出すと、ふわふわ座布団のようです。

いままで、そんなに【こうじ】を じっくり見たことがありませんでした。
この絵本の挿絵を描くために、改めてよく見ると、見える。
なんとこうじ菌くんたち。意外とでかい!肉眼でも見える!のですよ。
いままで気にしてなかったので、びっくりでした。(まるいつぶつぶ)

(上の写真は、アイフォンで撮影したもの。)
菌が見えるよ〜と、小さい子達に見せてみると、まだあまりピンとこないみたいです。
ぽりぽり食べてました。小さい子にとって、
ほのかに甘いし美味しいのかも。

下に、のせたyoutubeの動画は、絵本の原画の制作風景。絵本の主人公の、こうじ菌くんたちに色をつけているところです。
最初はこんな感じに、ほのかなピンク色にしていました。うん。かわい〜と、満足していました。
でも、画面に、こうじ菌がわーとたくさん描かれていると、画面全体がピンク色に見えてしまいました。
「ちょっと違うなあ。。。紅こうじ菌みたいだわっと、、、。」と感じてしまったので、
この動画のあと、ピンク色の絵の具を落として、クリーム色の絵の具に塗りかえました。

今回水彩絵の具で着彩してよかったです。
優しく水をつけると、水彩絵の具が落ちてくれるので、その上から、改めてクリーム色を塗りました。
優しい色合いが、印刷でうまく出てくれるといいなあ。

順調にいけば、来週には試し刷りを見ることができるそうです。楽しみ。

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