絵本の打ち合わせがありました。
13年前の「はやくちこぶた」(瑞雲舎)の続編絵本のうちあわせです。
今回はおおかみが主役。
打ち合わせ場所に、 急遽作った絵本の舞台模型を持っていきました。
模型を見ながら編集の井上さんと、ラフの変更部分の話し合い。
読んでいて、違和感を感じてしまう部分がスッキリしてきたように思う。
前回の記事でも書きましたが、 今回絵本のページめくりのスムーズさと、
文章にばかり注意がいってました。
肝心の絵の部分を考えることが、ラフ段階だとはいえ、おろそかになっていた。なんかすぐ描けるや〜と思い込んでいた。
お話の舞台の設定が不十分だった。
ラフ段階の絵本を見た人に、違和感として伝わるんだなあとわかりました。
(編集の井上さん。ラフの段階のものを本の形に綴じて、何人かに読み聞かせを
して反応をみたのです。)
その反応を聞いてモヤモヤ感が増幅してしまって、今回模型を作ることにしました。(というか、その前も作ろうと思いつつ、作ることに手を抜いていた。)
今までなら、ラフができてからは、自分だけで納得がいくように描いていってた。
絵の具をぺたぺた塗り重ねながら。
うーん。うーんと絵を並べて、ちょっとずつ内容を変更させて描いてました。
なので、絵の具での絵本の原画は、何層にも塗り重なっていて、重いのです。
(最近の筆ペンで描いている絵本は、なんども書き直しているので、書き損じの紙の量が多い。)
今回は、描き始める最初の段階で気になる部分を
より明確にする作業ができた。それが収穫でした。
なんか何度描いても、成長できていないなあ。
今後、このオオカミのお話の絵本を どう描いたほうがいいのか?
保留事項がまだ色々あります。
ここは描きながら。また絵ができてから考える感じになるのかな。
作画の作業が遅れました。でもこの作業をさせていただいて、ありがたいなあと思っています。
「はやくちこぶた」(瑞雲舎)が6刷りになりました。(2月1日に刊行)
「はやくちこぶた」(瑞雲舎)が2月1日に、6刷りになりました。
13年前(2007年)に、できた絵本です。
みなさんに楽しんでいただけたおかげで、ゆっくりゆっくり。
6回も版を重ねることができました。
ありがとうございます。
この「はやくちこぶた」絵本は早口言葉だけでできた絵本。
三びきのこぶたのお話が下敷き。
絵本の中で、オオカミがこぶたを追いかけます。
続編は、逆にオオカミがこぶたに追いかけられるお話になっています。
他の登場人物も出てきます。
今回はお話の絵本になりました。
絵本の出来上がりが遅れていますが、楽しいものになりそう。
今しばらくお待ちください〜。
↓あ!3年前の絵本ナビさんで掲載されたインタビュー記事がこちら。
愛され続けて10周年!『はやくちこぶた』早川純子さんインタビュー(絵本ナビより)
絵本の発売が10周年になった3年前。
編集者の井上さんと対談形式でお話をしました。
20017年に出版10周年になった「はやくちこぶた」
作品の制作話
瑞雲舎代表の井上みほ子さんと、早川純子との対談がまとめられています。
https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=274
- 関連記事<絵本「はやくちこぶた」(瑞雲舎)の続編せいさく
- 2020年刊行予定の絵本。「はやくちこぶた」(瑞雲舎)の姉妹編?のラフを作っています。(2019.10.09)
- 絵本「はやくちこぶた」(瑞雲舎)の姉妹編のラフを描いています。 その2(2019.10.16)
- 2020年に刊行予定の絵本。「はやくちこぶたの続編」(瑞雲舎)のラフ。だいぶできあがりました。焦るなあ。(2019.11.20)
- 歯がかけた はなし(2019.11.27)
- <オオカミの話し>の絵本のラフ 打ち合わせ。(2020.01.07)
- <オオカミの話し> 粘土で絵本の舞台作り(2020.01.28)
- <オオカミの話し> 粘土で絵本の舞台作り_2(2020.01.29)
この記事へのコメントはありません。